クラシック音楽鑑賞会日誌


ピアノ演奏

音楽家 シューマン
シューマン
音楽家 リスト
リスト

2022.02.02

・シューマン作曲「子供の情景」

 これは曲集として”子供の”というタイトルがついているが必ずしも子供が簡単に演奏できるという曲ではなく、大人が見た子供の日常の様子を精密に綴ったもので、シューマンの描写力と表現力の並々ならぬ才能が発揮された傑作です。曲は13曲から構成され、その中でも第7曲「トロイメライ」が有名です。今回はホロビッツのピアノ演奏を聴きましたがピアノの音が温かく聴こえました。

・シューマン作曲「ピアノ協奏曲イ短調作品54」

 曲は3楽章からなり、第2楽章と第3楽章の間は休みなしに演奏されます。1846年1月1日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスで、シューマンの妻クララの独奏、献呈者フェルディナント・ヒラー指揮で初演されました。今回はマルタ・アルゲリッチのピアノ独奏で聴きました。

・リスト作曲「ピアノ協奏曲第1番変ホ長調」

 リストはピアノ協奏曲を2曲しか残していません。いずれもピアノの華やかな技巧が前面に押し出されており、演奏時間にして20分前後という比較的小さめの規模で、いくつかの楽章を連続して演奏される点に特徴があります。今回はマルタ・アルゲリッチのピアノ独奏で聴きました。アンコールに「子供の情景」の一部を演奏しました。

 



グリーグ

2022.01.05

・グリーグが作曲したピアノ協奏曲とペール・ギュント組曲を鑑賞しました。

・ピアノ協奏曲イ短調

1868年に作曲され、エドムント・ノイベルトが1869年に初演をしています。

1870年「ピアノの魔術師」の異名を持つフランツ・リストのもとを訪ねたグリークの前でこの難曲を初見で見事に弾きこなして見せたリストは「これこそ、真の北欧だ!」と絶賛したそうです。

・ペール・ギュント組曲

ヘンリック・イプセンの戯曲を舞台で上演するために作曲されました。

『ペール・ギュント第1組曲』

第1曲「朝」

第2曲「オーセの死」

第3曲「アニトラの踊り」

第4曲「山の魔王の宮殿にて」

『ペールギュント第第2組国』

第1曲「イングリッドの嘆き」

第2曲「アラビアの踊り」

第3曲「ペール・ギュント」

第4曲「ソルヴェイグの歌」

などから構成されています。

 



くるみ割り人形

2021.12.1

・チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽で、彼の3大バレエ音楽の1つと数えられ他には「白鳥の湖」「眠れる森の美女」があります。

*第一幕

・クリスマス・イブの夜、主人公のクララはパーティ会場でくるみ割り人形をプレゼントされる。しかし、弟ととり合いになり人形は壊れる。

・クララは壊れたくるみ割り人形が気になって夜中に起きて居間へやってくる。そのとき、時計が零時を告げ、クララの体は人形のように小さくなる。

・そこへネズミの大群が押し寄せ、くるみ割り人形率いるおもちゃの兵隊とネズミたちとの戦争が始まる。クララはスキを見てスリッパを投げ、ネズミの王様の気をそらし、くるみ割り人形に勝利をもたらす。

・するとくるみ割り人形は王子の姿になり、クララにお礼を言って、雪の森を通りクララをお菓子の国に連れて行く。

*第二幕

・お菓子の国の女王・金平糖を始めとした、たくさんの住民に迎えられる。

・クララには席が用意され、チョコレート(スペイン)、コーヒー(アラビア)、お茶(中国)、トレパーク(ロシア)など多彩に繰り広げられるお菓子の国の踊りを見て、夢のようなひとときを過ごす。

・クララは踊りを披露して歓迎してくれたみんなに感謝し別れを告げる。そしてふと気が付くとそこはお菓子の国ではなく、自分の家の居間のソファの上だった。

・すべてはイブの夜のクララの夢だったのだ

 

 



日本人作曲家入門

2021.11.3

日本を代表する作曲家の作品を鑑賞しました。

1.管弦楽のための木挽歌     小山清茂
2.日本狂詩曲          伊福部昭
3.管弦楽のためのラプソディー  外山雄三
4.祝典行進曲          團伊玖磨


1)小山清茂(こやま きよしげ)

1914年長野県更級郡に生まれる。

1945年「管弦楽のための信濃囃子」が第14回音楽コンクール作曲部門において第1位に入賞。

1957年代表作の「管弦楽のための木挽歌」など数々の作品を発表する。


2)伊福部昭(いふくべ あきら)

1914年釧路市に生まれる。

19歳の時、「日本組曲(ピアノ組曲)」を作曲。後年ヴェネチア国際現代音楽祭に入選。

21歳の時に最初の管弦楽曲「日本狂詩曲」がパリでチェレプニン賞を受賞する快挙を成し遂げる。

また映画音楽の作曲家としても高名で特撮映画「ゴジラ」の作曲家としても知られ、「ビルマの竪琴」、「コタンの口笛」など300本以上の映画音楽を手がけました。


3)外山雄三(とやま ゆうぞう)

1931年東京生まれ。

東京音楽学校卒業後N響に入団し、1956年に指揮者としてデビュー。

指揮者としてばかりでなく自作の「管弦楽のためのラプソディー」によって作曲家としても名をひろめる。


4)團伊玖磨(だん いくま)

1924年東京生まれ。

クラシック音楽から童謡、映画音楽、校歌まで幅広いジャンルで今も親しまれる曲を残した作曲家。エッセイストであった。

代表曲はオペラ「夕鶴」、童謡「ぞうさん」「おつかいありさん」「ラジオ体操第2」など多数。

皇太子だった明仁親王(令和時代における上皇殿下)の成婚を記念して「祝典行進曲」を作曲した。

 

 



シューベルト作品入門

シューベルト

2021.10.6

フランツ・ペーター・シューベルト1797年~1828年

オーストリアの作曲家。ウィーンで一生を送る。17歳には歌曲作曲家としての天性の資質を表していた。エステルハージ伯爵家での音楽家庭教師以外はもっぱら作曲によって生計を立てた。

今回は5曲の演奏を鑑賞しました。

1.歌曲『鱒』とピアノ五重奏曲『鱒』

2.交響曲第7(8)番 ロ短調D.759《未完成》

3.歌曲『エレンの歌』第3番 アヴェマリア

4.歌曲集「白鳥の湖」セレナーデ

5.歌曲集「冬の旅」菩提樹



カミラ・ペトリ リコーダー演奏

リコーダー

2021.9.1

ミカラ・ペトリは、デンマークのリコーダー奏者。1969年にソリストとしてデビューし、バロック音楽から自身のために書き下ろされた現代曲まで、多彩な演奏活動を行っている。

今回は4曲の演奏を鑑賞しました。

1.テレマン作曲「ソナタ ハ長調」

2.へーベルレ作曲「ソナタ ハ長調」 

3.コレルリ作曲「フォリア」

4.トーマス・コッペル作曲「リコーダー協奏曲(Moonchild's Dream)」

コッペルのリコーダー協奏曲はペトリのために作曲したものです。



バッハの作品

2021.8.4

・マタイ受難曲 BWV244

バッハの最高傑作といわれる感動的な大作です。キリスト教信仰の核心とイエスのドラマに加えバッハの個人的な感動がより鮮明に音楽に込められているようなところがあります。3時間ほどもかかる大作ですので、聞き通すのも大変な作品ですが、その実演に接した人は一様に「感動した」という作品です。今回は抜粋して鑑賞しました。



・G線上のアリア SuiteNo.3.BWV1068

ヴァイオリンには4本の弦がはられていて、音の高い順にE線、A線、D線、G線と呼ばれているのですが、そのG線のみを使って演奏することが可能なため、この曲は『G線上のアリア』と呼ばれています。

正式名称は『管弦楽組曲』第3番の「アリア」というものです。はじめ、バッハがこの曲を作曲したときも、G線一本で演奏できるようにしたかったわけでもなく、実際一本の弦では弾けなかったそうです。

19世紀のドイツのヴァイオリニストであるアウグスト・ヴィルヘルミはこの曲を原曲のニ長調からハ長調に移し替えるとG線だけで弾けることに気づきました。彼は原曲をハ長調に移調し、さらにピアノの伴奏を付け、G線だけで美しいメロディを奏でました。それ以後、この曲は『G線上のアリア』と呼ばれるようになりました。



ジャック・オッフェンバックの作品

2021.7.7

2021.6.2

・6月、7月の2回に渡って鑑賞しました。

作曲者ジャック・オッフェンバックはユダヤ系ドイツ人でパリ音楽院に14歳で入学し、チェロ奏者としてデビュー後、劇場音楽の作曲家を志します。作品の「地獄のオルフェ」「ジェロステン女大公殿下」は日本では「天国と地獄」「ブン大将」のタイトルで浅草オペラの人気演目として親しまれた。

オペレッタはJ.シュトラウス(子らによるウィーン・オペレッタの隆盛を促し、イギリスを経て、やがてアメリカに渡ってミュージカルの誕生へと大きく開花します。

・オペレッタ「天国と地獄」全2幕4場です。

(第1幕)

音楽院の院長オルフェとその妻ウーリディスはすでにお互い愛想を尽かしており、二人とも浮気相手がいるくらいです。オルフェの仕掛けた毒蛇にかまれたウーリディスは浮気相手の地獄の大王プリュトンと地獄に行けると大喜びします。オルフェも妻がいなくなったので自由を謳歌出来ると喜びました。「世論」はオルフェに対して妻を取り返すべきだと主張します。オルフェはしぶしぶ「世論」と一緒に神々の世界へ行き神々の王ジュピテルの前で嫌々ながら妻を返して欲しいと頼みます。その嘆願を聞いて神々とオルフェは地獄に行くことにします。

(第2幕)

地獄でウーリディスは退屈でした。プリュトンが神々の王ジュピテルに彼女を取られないように一室に閉じ込めたからです。実は神々の王ジュピテルも大の女好きで、美人だと噂のウーリディスを密かにものにしようと企てていました。ジュピテルとウーリディスは地獄から神々の世界に脱出しようとします。その二人をプリュトンが止めようとするところに「世論」に伴われたオルフェが現れてしまったのです。そこでジュピテルは現世に辿り着くまで決してウーリディスのことを振り返って見てはならないという条件付きで夫婦を帰してやることにします。ところがオルフェはなかなか振り返りません。そこでジュピテルは雷をオルフェの背後に落としました。びっくりしたオルフェが振り返ると、ウーリディスは再び天に召されました。

・運動会などに使われる音楽は「天国と地獄」序曲です。

 



チャイコフスキーの作品

2021.5.5

・イタリア奇想曲

タイトルの通りイタリア旅行中にスケッチしたメロディやリズムを使って作曲されています。メランコリックな作品の多い、チャイコフスキーの曲の中では珍しく、明るい気分にあふれた曲です。現在でも演奏会で演奏されたり、CD録音されたりする機会の非常に多い曲です。

この曲は、続けて演奏される4つの部分とコーダとからなっています。

・弦楽セレナード

チャイコフスキーの弦楽セレナード(ハ長調 作品48)は1880年に作曲されています。第1楽章から第4楽章で構成されています。第2楽章のワルツのメロデーは親しみやすいものです。

・序曲1812年

モスクワの聖ハリストス大聖堂の完成記念式典の題材として作曲されました。

チャイコフスキー自身が手ごたえを感じていなかったように、初演は失敗に終わりました。しかし1887年にサンクトペテルブルグでの演奏会で「1812年」は大成功を収めます。その時の指揮はチャイコフスキー自身が行いました。この曲には大砲が登場します、頻度こそ多くはありませんが何度か本物が使用されています。

 

以上3曲を鑑賞しました。



モーツァルト作品

2021.4.7

・ピアノソナタ第11番イ長調

第3楽章が有名な「トルコ行進曲」であるため、「トルコ行進曲付き」と呼ばれることが多い。またこの楽章だけが単独で演奏される機会もよくある。

この曲の最も著しい特徴として、一般の4楽章構成によるソナタ(急ー緩ー舞ー急)の最初の楽章に相当する楽章を欠いている(緩ー舞ー急しかない)ことが挙げられる。このことによって、一般に古典派ソナタの第1楽章におくべきとされるソナタ形式による楽章が欠如している。ソナタ形式による楽章を含まない「ソナタ」は、もはや古典派ソナタの定義からはずれているが、この「ピアノソナタ」において、表面的な形式を超越した次元で「ソナタ」作ることに成功している。

・ピアノ協奏曲第21番ハ長調

モーツァルトが1785年に作曲したピアノ協奏曲である。

モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも人気の高い作品のひとつであり、第2楽章が1967年のスウェーデン映画『みじかくも美しく燃え』につかわれたため、この映画の原題となった主人公の女性綱渡り師の名をとって、近年『エルヴィラ・マティガン』の愛称で呼ばれることがある。

・フルートとハープのための協奏曲ハ長調

モーツァルトが1778年に作曲したフルートとハープの協奏曲である。

フランスの貴族の家でモーツァルトが作曲などの家庭教師をしていた娘の結婚式において演奏すべく、その娘の父親から依頼されて作曲した。娘はハープそして父親はフルートの愛好家であったことから、オーケストラをバックに父と娘がそれぞれの楽器のソリストとなって演奏する条件のもとに作曲れた。

 

以上3曲を鑑賞しました。



山田耕筰

2021.3.3

1)山田耕筰ドキュメンタリー映像

・彼は日本の西洋音楽の分野で初めて本格的な活動を行った作曲家、指揮者です。大正から昭和にかけて、日本における西洋音楽の基礎を作るうえで、創作と演奏の両面にわたってたいへん大きな貢献をしました。24歳からドイツのベルリンの音楽院に留学し、伝統的なドイツ音楽の作曲を学びました。このころ、日本人による初めての交響曲「かちどきと平和」を作曲します。

・帰国後は日本初の管弦楽団を指揮したのをはじめ、大小さまざまな演奏会を開いて日本に西洋音楽を広めました。彼の作品の数は大変多く、オペラや管弦楽曲から映画音楽まで幅広いジャンルにわたっています。

・歌曲や童謡の作曲にも取り組み、北原白秋の詩による「からたちの花」「この道」「待ちぼうけ」「砂山」や、三木露風の詩による「赤とんぼ」など数多くの名曲が残されております。

2)交響曲「かちどきと平和」

・1912年11月8日にドイツnベルリンで、ベルリン高等音楽学校の卒業作品としてかんされた。日本で最初の交響曲を鑑賞しました。

・第1楽章

「君が代」の一部をモチーフにした、均整の取れたソナタ形式。

・第2楽章

行進曲風と銘打たれているが、穏やかで大変美しいアダージョ。

・第3楽章

古典的でシンプルなスケルツォ。

・第4楽章

ブラームスの交響曲第1番のフィナーレを彷彿させる、演奏効果抜群の壮大なフィナーレ。



アンドレ・リュウ 2018 マーストリヒト コンサート

2021.2.3

2021.1.6

・アンドレ・リュウはオランダの音楽家。マーストリヒト出身。

・世界中で演奏活動を行い、欧米で爆発的な人気を誇っている。ウィンナ・ワルツに特に造詣が深いことで知られ、自身でヨハン・シュトラウス・オーケストラを結成した。ヨハン・シュトラウス2世と同じ「ワルツ王」のあだ名で呼ばれる。

・ステージ上のこだわり「音楽は楽しむもの」という信念のもと、人々にクラッシック音楽を楽しく・気楽に楽しめるように、各種ユニークな演出を試みながら指揮・演奏をするスタイルをとっている。演奏するメンバーの衣装も、曲のイメージに合わせて、全く別の服や民族衣装に着替えたりすることもある。また、観客が気軽に参加できる場面も用意されている。



ベートーヴェン生誕250年を祝って

2020.12.2

・交響曲第5番「運命」

・交響曲第9番「合唱」

2曲をカラヤン指揮ベルリンフィルによる演奏をノーカットで鑑賞しました。

・今年はベートーヴェン生誕250年の節目に際し、舞台やテレビの特番、CDなどスペシャルな企画が相次いでいる一方で、新型コロナウイルス禍に見舞われさんざんな”楽聖イヤー”になってしまいました。

・交響曲第5番「運命」は5年もの年月を要した大作でもあります。冒頭の「ジャジャジャジャーン」はどういう意味かと弟子のアントン・シントラ―がベートーヴェンに尋ねたら「運命の扉をたたく音」だと答えたそうです。ここから「運命」の呼び名が生まれたわけです。

・交響曲第9番「合唱」の最も特徴的なものは、何といっても4楽章の合唱です。シラーの詩が歌詞となっており、「歓喜の歌」と呼ばれています。ベートーヴェンはシラーの詩の気に入った部分をピックアップし、第九の歌詞に採用しました。

「第九」の初演は大成功に終わりました。難聴で拍手の聞えなかったベートーヴェンが、助手に促されてようやく反響に気付いたのは有名な話です。



辻井伸行の特集

2020.11.4

・11月はオーケストラとの共演を通して彼の素晴らしい演奏を堪能しました。

・ラフマニノフ作曲の「ピアノ協奏曲第2番」とプロコフィエフ作曲「ピアノ協奏曲第3番」の2曲を聞きました。

・その他に彼が作曲した作品を田中祐子指揮アンサンブル金沢との共演で「いま日本は」「川のささやき」「神様のカルテ」「マエストロ」「はやぶさ」なども聞きました。

2020.10.7

・10月、11月で辻井伸行の特集を組みました。

10月は彼のドキュメンタリー映像を通して今日に至る彼を追ってみました。11月は彼の演奏をたっぷりと鑑賞したいと思います。

・辻井伸行は1988年東京生まれで、幼少の頃よりピアノの才能に恵まれ、1998年10歳でオーケストラと共演してデビューを飾りました。

・2005年にワルシャワで開催された「第15回ショパン国際ピアノ・コンクール」に最年少で参加し、二次予選まで進みますが本選には進めませんでした。

・2009年6月に米国テキサス州フォートワースで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初優勝する。それ以来、国際的に活躍しています。

・映像ではワルシャワとフォートワースでのコンクールの場面が一番感動しました。他に、お母さまの話として幼少のころはブーニンが演奏する英雄ポロネーズ(ショパン作曲)を聴くとすご感激の表情をするというエピソードの紹介もありました。



フランツ・ヨーゼフ・ハイドン

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン

2020.09.02

・交響曲第104番 ニ長調『ロンドン

・弦楽四重奏曲第67番 ニ長調『ひばり』

弦楽四重奏曲第77番 ハ長調『皇帝』

以上3曲のハイドンが作曲した音楽を鑑賞しました。

(1)交響曲104番『ロンドン』

・ハイドンが1795年にロンドンで作曲した交響曲で4楽章で構成されています。初演は1795年5月4日の慈善コンサートで行われたといわれてきた。しかし、ハイドン研究家のロビンス・ランドンは、4月13日の第6回オペラコンサートで初演されているとしている。

(2)弦楽四重奏曲第67番 ニ長調『ひばり』

・1790年に、エステルハージ侯爵家の宮廷楽団のヴァイオリニスト、兼実業家のヨハン・トストから依頼によって作曲された「第2トスト四重奏曲」の中に含まれる弦楽四重奏曲である。『ひばり』のタイトルは第1楽章において冒頭に現れる旋律がヒバリの囀りに似て聞えるため。曲は4楽章から構成されています。

(3)弦楽四重奏曲第77番 ハ長調『皇帝』

・エステルハージ家楽団の楽長を解雇されイギリスへ旅立つ。一時はロンドンの永住権獲得を考えるが故郷と故郷の友人たちを思うあまり、結局オーストリアへ戻る。

「皇帝」という副題は第2楽章が「オーストリア子国家及び皇帝をたたえる歌」の変奏曲であることに由来する。曲は4楽章から構成されています。



ヨハネス・ブラームス入門

2020.08.05

・交響曲第1番ハ短調作品68

・ハンガリー舞曲第1番と第5番

・ブラームスの子守歌

以上4曲を鑑賞しました。

(1)交響曲第1番ハ短調作品68について

4つの交響曲のうちの最初の1曲。ハンス・フォン・ビューローに「ベートーヴェンの交響曲第10番」と呼ばれ高く評価された。「暗から明へ」という聴衆に分かりやすい構成のため。着想から完成まで21年を費やした。

(2)ハンガリー舞曲第1番と第5番

『ハンガリー舞曲第1番』はブラームスによる全21曲からなる舞曲集の第1番目の曲。ハンガリーのロマ音楽に基づいて編曲され、21曲それぞれの1分から4分程度のものまでまちまちである。

(3)ブラームスの子守歌

ブラームスの子守歌作品49「5つの歌曲」の第4番目。ブラームスが指導していた合唱団員ベルタ・ファーバーの第2児出産祝いに贈られたとされる。

 



管弦楽入門

2020.07.01

・モーリス・ラヴェル作曲「ボレロ」
・ベンジャミン・ブリテン作曲「青少年のための管弦楽入門」

以上2曲を鑑賞しました。

(1)ボレロについて

同じ旋律が何度も繰り返しますが演奏は非常に豊かな色彩をみせます。

スネアドラム(小太鼓)が基本リズムを最初から最後まで同じテンポで演奏し、他の楽器がメロデーに加わることで徐々に管弦楽団の全体が重厚な音に変わっていきます。途中でトロンボーンが高音で演奏して転換点を迎え楽曲が終ります。

今回はNHKが編集作成した動画で、どの楽器が演奏しているかを見ながら交響曲を楽しみました。

(2)青少年のための管弦楽入門について

BBC(英国放送協会)が制作した音楽教育映画のために作曲された作品で、ヘンリー・パーセルが作曲した劇付属音楽「アブデラザール」の中の「ロンド」の主題をもとにした変奏曲とフーガです。

楽曲はオーケストラで使われる様々な楽器を紹介するように作られて、パーセルによる主題が様々な合奏で演奏された後、それぞれの楽器のソロで変奏されていきます。

それぞれの変奏には解説が付けられるようになっていて、日本語の解説が付けられている録音もあります。

解説付きで子供がオーケストラの楽器に気軽に親しめるように工夫されている作品です。解説なしで純粋な管弦楽作品としても十分に楽しめる作品です。 



日常を取り戻す音楽

2020.06.03

(1)ベートーヴェン作曲の交響曲第6番「田園」

・第1楽章:田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め

・第2楽章:小川のほとりの情景

・第3楽章:田舎の人々の楽しい集い

・第4楽章:雷雨、嵐

・第5楽章:牧歌、嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち

*5楽章で構成され各楽章に表題がつけられ、後世の表題音楽の先駆をなす作品として評価されている。

(2)ファーディ・グローフェ作曲の組曲「グランド・キャニオン」

・第1曲:日の出

・第2曲:赤い砂漠

・第3曲:山道を行く

・第4曲:日没

・第5曲:豪雨

*かねてより壮大な景観に心奪われていたグランド・キャニオンを管弦楽作品にすることを1920年に思い立ったという。しかし作曲にはかなり苦労を重ね、またアレンジャーの仕事もあったため、ほぼ10年の歳月を費やして1931年に完成された。



白鳥の湖

2020.04.01

2020.03.04

チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「白鳥の湖」を動画を交えて鑑賞しました。

序曲、第1幕~第4幕から成るバレエ音楽で粗筋は悪魔によって白鳥に変えられたオデット姫とジークフリート王子の悲恋の物語です。脚本によってハッピーエンドの筋もあります。

演技はマリインスキー劇場バレエ団

演奏はマリインスキー劇場オーケストラ

 

チャイコフスキーの作曲した音楽には「眠れる森の美女」、「くるみ割り人形」、「ピアノ協奏曲第1番」、大序曲「1812年」などもあります。



ショパンの作品

2020.2.5

・ショパンを鑑賞しました。

鑑賞に入る前に海外のオーケストラとの共演も数多く、人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして活躍している、仲道郁代さんの解説でショパンについて少し予備知識を入れてから本題に入ることにしました。

ショパンはロマン派を代表する作曲家。生涯をピアノ曲の作曲に捧げ、その旋律の美しさから「ピアノの詩人」と呼ばれました。彼の作曲は頭の中で作り上げたのでは鍵盤をまさぐりながら曲を作りました。

1.英雄ポロネーズ

2.幻想即興曲

3.嬰ハ短調・別れの曲

4.エチュード革命

5.子犬のワルツ

6.軍隊ポロネーズ (演奏:中村紘子)

1~5までは演奏は仲道郁代です。

・辻井伸行さんがアイスランドでウラディーミル・アスケナージ指揮の管弦楽団と共演したノクターン第20番嬰ハ短調を最後に鑑賞しました。



日本の古典音楽

2020.1.8

・雅楽 越天楽を鑑賞しました。

・雅楽は1200年以上の歴史を持ち、日本古典音楽として、また世界の古典音楽として外国でも非常に高く評価されています。雅楽は、日本古来の儀式音楽や舞踊などと、仏教伝来の飛鳥時代から平安時代初めにかけての400年あまりの間に、中国大陸や朝鮮半島から伝えられた音楽や舞、そして平安時代に日本独自の様式に整えられた音楽などです。その後1000年以上、京都、奈良、大阪の専門の演奏家によって伝承され続けました。明治時代に宮内庁式部楽部が創設され雅楽を伝承しています。

・雅楽の種類

1.日本に古くから伝わるもの

国風歌舞(くにぶりのうたまい)

2.外来のもの

唐楽(とうがく)...中国、インド(天竺)、南ベトナム(林邑)等より伝来したもの。器楽合奏の管弦と舞のある舞楽です。

3.平安時代にできた歌曲

催馬楽(さいばら)...民謡などの歌詞に拍節的な節をつけて歌うもの。

朗詠(ろうえい)...漢詩に非拍節的な節をつけて歌うもの。

・管弦

管弦は以下の編成で演奏される、器楽合奏を指します。

1.管楽器

笙(しょう)(和音)

篳篥(ひちりき)(主旋律)

龍笛(りゅうてき)(旋律)

2.絃楽器

琵琶(びわ)(拍節)両絃

筝(そう)(拍節)

3.打楽器

鞨鼓(かっこ)(拍節)三鼓(さんこ)

太鼓(たいこ)(拍節)

鉦鼓(しょうこ)(拍節) 



佐藤しのぶ主演のヴェルディ作曲の歌劇「椿姫」

2019.12.4

・ヴェルディ作曲の歌劇「椿姫」を鑑賞しました。

11月に引き続き佐藤しのぶさんが出演している「椿姫」の第三幕を鑑賞しました。彼女が演ずるヴィオレッタは素晴らしいの一言につきる感じでした。亡くなられたことは日本オペラ界にとって大変な打撃と損失であることが分かった次第です。

その他には、恋とはどんなものかしら、私は神のいやしいしもべです、アメージンググレース、アベマリア、など彼女の歌っているものを鑑賞しました。

尚、2020年1月は8日(第2水曜日)に開催します。

2019.11.6

・ヴェルディ作曲の歌劇「椿姫」を鑑賞しました。

佐藤しのぶさんが2019年9月29日に死去しましたので、追悼の意味も込め今回の鑑賞会となりました。「椿姫」のヴィオレッタを演じている彼女は美しく繊細で滑らかな歌声の中にもソプラノ歌手としての一本芯の通った力強さも感じられるほか、圧倒的な声量と伸びのある音色はもはや1つの楽器といっても過言ではないほど素敵なものでした。彼女は最年少で文化庁オペラ研修所に入所し、首席で卒業をしたエリートでもありました。

歌劇「椿姫」の第1幕に歌われます「乾杯の歌」はとても有名です。今回は時間の関係で第1幕と第2幕しか鑑賞できませんでしたので次回第3幕を鑑賞する予定です。

尚、三大歌劇はヴェルディの「椿姫」、プッチーニの「蝶々夫人」、ビゼーの「カルメン」です。



ドボルザーク・スメタナの作品

2019.10.2

ドボルザーク作曲 交響曲第9番「新世界より」

         弦楽四重奏曲第12番へ長調作品96「アメリカ」

スメタナ作曲 連作交響詩「我が祖国」よりモルダウ 

の3曲を鑑賞しました。

「新世界より」はドボルザークがアメリカ滞在中の1893年に作曲した交響曲で第2楽章と第4楽章がとくに有名で、第2楽章の旋律は、日本の楽曲「遠き山に日は落ちて」、アメリカ歌謡「Goin’Home(家路)」などに転用されている。

オーケストラの演奏会で最も頻繁に演奏されるレパートリーのひとつであり、ベートーヴェンの交響曲5番「運命」、シューベルトの交響曲7番「未完成」と並んで「3大交響曲」と呼ばれることもある。

「アメリカ」は1893年6月に夏季休暇で訪れたボヘミア入植者の町で作曲された。

「我が祖国」よりモルダウはチェコの国民的作曲家スメタナによる連作交響詩「わが祖国」第2曲。

 



2019.9.4

ベートーヴェン作曲 月光ソナタ

ハイドン作曲 驚愕 

の2曲を鑑賞しました。

月光ソナタは伯爵令嬢ジュリエッタ・グイチャルディに献呈されました。彼女を愛しましたが貴族と結婚して彼の元を去っていきました。彼女はアントン・シンドラーの伝記では「不滅の恋人」とされています。

曲は伝統的な古典派ソナタから離れてロマン的な表現に接近しています。速度の面では穏やかな第1楽章、軽快な第2楽章、急速な第3楽章と楽章が進行することにテンポが速くなる展開となっています。本作はピアノソナタ第8番「悲愴」、同第23番「熱情」と並んで3大ピアノソナタと呼ばれることもあります。ピアノ演奏レイフ・オブェ・アンスネス(ノルウェー)

 驚愕はハイドンがロンドンの聴衆のために書いた「ロンドン交響曲集」(第1期)の中の1曲です。この交響曲集では、一般の聴衆にもわかりやすい親しみやすさと作品の完成度の高さとが両立しています。第2楽章の「一撃」だけに注目するのではなく、是非、全体を聞いてほしい作品です。どこを取っても無駄なところのない簡潔なバランスの良さは古典派の代表作と言えます。

演奏はエリザベト音楽大学 指揮デリック・イノウエ

★短い曲を何曲か鑑賞しました。

・ハイドン作曲「時計」第2楽章

・ドビュッシー作曲「月の光」演奏:辻井伸行

・ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」演奏:辻井伸行

・スッペ作曲「軽騎兵」序曲 演奏:ベルリンフィル 指揮:カラヤン



2019.7.3

リスト作曲 ハンガリー狂詩曲第2番

パガニーニ作曲 ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章のロンド「ラ・カンパネッラ」 

の2曲を鑑賞しました。

ハンガリー狂詩曲はハンガリー出身のピアニスト・作曲家のフランツ・リストが作曲したピアノ独奏のための作品集です。全19曲からなり、その中でも2番が特に有名です。

ラ・カンパネッラはパガニーニが作曲しましたがバイオリニストとして、その超絶技巧は特に有名でした。



2019.6.5

管弦楽組曲 第2番ロ短調 BWV.1067、

ブランデンブルク協奏曲 第2番ニ長調 BWV.1050、

チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV.1052 

ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した3曲を鑑賞しました。

彼は18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家でした。バロック音楽の重要な作曲家の一人で、鍵盤楽器の演奏家としても高名で、当時から即興演奏の大家として知られていた。後世には、西洋音楽の基礎を構築した作曲家であり音楽の源流であるとも捉えられ、日本の音楽教育では「音楽の父」と称されました。ドイツを離れることはなく、勉強熱心で幅広い音楽を吸収しました。とりわけ、古典派のソナタにも比すべき論理性と音楽性を持つフーガの巨匠として名高い。現在においてもなお新鮮さを失うことなく、ポップスやジャズに至るまで、あらゆる分野の音楽に応用され、多くの人々に刺激を与え続けている。

管弦楽組曲第2番ロ短調はバッハが作曲した管弦楽組曲の中で、もっとも有名な曲です。フルートが独奏楽器のように活躍し、フルート協奏曲的な雰囲気のある曲です。

ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調はバッハが作曲した、6つの独立した協奏曲からなる。1721年にブランデンブルク=シュヴェート辺境伯クリスティアン・ルートヴィヒに献呈されたのでこの名がある。

チェンバロ協奏曲第1番ニ短調はバッハが作曲したチェンバロ協奏曲で1台用から4台用まで14曲があります。チェンバロ協奏曲1番の異稿(BWV.1052a)が存在する。バッハのチェンバロ協奏曲の中で最も完成度が高く、有名な作品となっており、両端楽章で繰り広げられるチェンバロのプリリアントな名人芸は、その華やかな魅力によって聴き手を捉えて離すことはない。



2019.5.8

ベートーヴェン作曲 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」と 

チャイコフスキー作曲 弦楽セレナード(ハ長調 作品48)を鑑賞しました。

「皇帝」は壮大で重厚なピアノとオーケストラのハーモニーがとても力強く感じます。また第2楽章のロマンティックな美しい音楽も印象的です。チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」、グリーグの「ピアノ協奏曲」とともに「三大ピアノ協奏曲」と呼ばれることもあります。

弦楽セレナード(ハ長調 作品48)はチャイコフスキーが特に愛着を感じているモーツァルトのセレナードを意識した作品となっています。弦楽だけの純粋な形式美、均整の取れた世界を目指しながらも、ロシア風の美しいメロディもふんだんに出てきて名作となっています。



2019.4.3

三大テノールの鑑賞として

1999年1月9日に東京ドームで行った「3大テノール ニューイヤーコンサート’99」の動画を見ながら3人の歌を堪能しました。

三大テノールは写真左上からルチアーノ・パヴァロッティ(イタリア)、プラシド・ドミンゴ(スペイン)、ホセ・カレーラス(スペイン)の3名のテノール歌手が、共同でコンサート等の活動を行った際に用いた名称「The Three Tenors」が元になっている。3人がそれぞれ人気、実力を兼ね備えた当時を代表するスター歌手であったことから、「三大」の面が強調され、共同活動のグループ名としてのみならず、3人の歌手の存在そのものを指す言葉となった。三大テノールとして最初の活動は1990年イタリアで行われたサッカーワールドカップの前夜祭としてローマのカラカス浴場で行われたコンサートである。2003年のコンサートが最後となり、2007年にパヴァロッティが死去したことで三大テノールとしての活動は終わりとなった。

 



2019.3.6

ストラビンスキー作曲の「春の祭典」、ヨハン・シュトラウス2世作曲の「春の声」、メンデルスゾーン作曲の「春の歌」、シンディング作曲「春のささやき」、作曲家不明の「春の日の花と輝く」を鑑賞しました。

「春の祭典」はバレイ音楽で、第一部「大地礼讃」と第二部「いけにえ」の二部14曲からなる。1913年パリのシャンゼリゼ劇場での初演は、非難と称賛の嵐を巻き起こした。

「春の声」はソプラノ向けの歌曲。1987年のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートではアメリカ出身のソプラノ歌手キャスリーン・バトルの歌声に乗せてこの曲が披露された。当該コンサートではゲスト歌手が招かれることはめったに無い。指揮者はカラヤン。

「春の歌」はピアノ独奏のための作品集「無言歌集」の中の第6曲。全部で48曲あり、曲想が優美で温かく、技巧的にも難しくないことから、発表の当初から多くの人に愛された。

「春のささやき」はシンデングの代表作。細かな分散和音に彩られた華やかでドラマティックな小品で、絶え間ない動きのなかに春先のわくわく、そわそわした感じがうかがえます。日本でも人気のある曲です。

「春の日の花と輝く」はアイルランドの古い民謡にトーマス・ムーアが作詞したものです。日本ではジェマイマ・トンプソン・リューク夫人の作詞を堀内敬三氏が日本語訳したのが有名である。



2019.2.6

グスタフ・ホルスト作曲の組曲「惑星」、モーツァルト作曲のピアノ曲「きらきら星変奏曲」、宮沢賢治作曲の「星めぐりの歌」を鑑賞しました。

組曲「惑星」はホルストの代表曲です。1961年頃カラヤンがこの作品を発掘し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会で紹介したことがきっかけです。日本では2003年に平原綾香が「Jupiter」としてリリースし、大ヒットしてからです。

「きらきら星変奏曲」はモーツァルトが当時フランスで流行していた恋の歌歌曲として作曲しますが、この旋律は後に恋の歌ではなく童謡「きらきら星」として知られるようになったため、日本では「きらきら星変奏曲」と呼ばれるようになりました。

「星めぐりの歌」は宮沢賢治の著作「双子の星」にて歌詞が用いられるほか、「銀河鉄道の夜」にも登場する。歌詞は夜の天空の幻想的なイメージに満ちて、主旋律は親しみやすい五音音階で構成されておりBGMや様々な派生作品中のテーマ曲に採用されている。



2019.1.9

新年最初の鑑賞会ということで、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートと箏の曲で『六段の調』、『春の海』を鑑賞しました。

ニューイヤーコンサートはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がウィーン楽友協会大ホールでシュトラウス家の曲を中心としたウィーンゆかりの曲目でプログラムされており、アンコール曲に必ず『美しく青きドナウ』と『ラデツキー行進曲』が演奏されます。今回は2002年の演奏会で小澤征爾が指揮したもので映像とともに音楽を楽しみました。

箏の演奏として『六段の調』と『春の海』が有名ですが、特に『春の海』は正月をすぐ思い出すほど正月には演奏される曲であります。 



2018.12.5

「ハレルヤ・コーラス」はヘンデルのオラトリオ「メサイア」の第44曲めです。

ヘンデルの代表曲ともいえるこの「メサイア」は深い宗教的感動のゆえに、クリマスの時期になると世界中で演奏される機会の多い曲です。

交響曲第9番 第4楽章「歓喜の歌」はベートーヴェンが作曲したもので「合唱付き交響曲」などと呼ばれ大変有名なものです。終曲にシラーの「歓喜に寄す」の独唱と合唱があり、音楽史上、最大、最高の傑作とうたわれています。



2018.11.7

ビゼー作曲「歌劇カルメン」、アルルの女とブラームス作曲「大学祝典序曲」を鑑賞しました。

「歌劇カルメン」はビゼーが作曲した全4幕のオペラ。映像でオペラを見ながら音楽も聴くとインパクトがあった。ハバネラと闘牛士の歌が印象に残った。

「アルルの女」はビゼーが作曲した組曲で中でも「ファランドール」と「メヌエット」が有名です。

「大学祝典序曲」はブラームスが大学から名誉博士号を授与されて返礼の意味で作曲した。



2018.10.3

ムソルグスキー作曲「展覧会の絵」とヴェルディ&プッチーニのアリア(ホセ・カレーラス)を鑑賞しました。

「展覧会の絵」はムソルグスキーが作曲したピアノ組曲です。友人であったヴィクトル・ハルトマンの遺作展を歩きながら、そこで見た10枚の絵の印象を音楽に仕立てたものである。これら10枚の絵がただ無秩序に並ぶのではなく、「プロムナード」という短い前奏曲あるいは間奏曲が5回繰り返して挿入されるのが特徴的である。

ホセ・カレーラスはスペイン生まれのテノール歌手。ヴェルディやプッチーニなどのオペラの名唱で知られる。三大テノール演奏会に出演してひろく名声を得た。



2018.9.5

メンデルスゾーン作曲「ヴァイオリン協奏曲」、サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」とモーツァルト作曲「アイネクライネナハトムジーク」の3曲を鑑賞しました。

「ヴァイオリン協奏曲」はメンデルスゾーンが作曲した明るい華やかさ、幸福感と憂愁の両面を併せ持ち、穏やかな情緒とバランスのとれた形式、そして何より美しい旋律で、ドイツ・ロマン派音楽を代表する名作です。本作品はベートーヴェンの作品61、ブラームスの作品77と並んで、3大ヴァイオリン協奏曲と称される。

「ツィゴイネルワイゼン」はサラサーテが作曲した管弦楽伴奏付きのヴァイオリン独奏曲で、派手で劇的でありながら哀愁を持ち合わせる技巧的なヴァイオリン曲として知られます。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」はモーツァルトが作曲したセレナードのひとつで楽曲の中でも非常に有名な曲の一つです。



2018.8.1

ヘンデル作曲「水上の音楽」、「王宮の花火の音楽」とメンデルスゾーン作曲「真夏の夜の夢 序曲」を鑑賞しました。

水上の音楽は弦楽合奏とオーボエ、ホルン、トランペット、フルート、リコーダーなどからなる管弦楽編成。フランス風序曲形式による序曲と、舞曲形式を主とする小曲数曲の楽章からなり、管弦楽組曲のジャンルに属する。

王宮の花火の音楽はオーストリア継承戦争終結のために開かれたアーヘンの和議を祝う祝典のための曲。序曲は祝典曲にふさわしく華麗で、後に舞曲が配置されており、変化が楽しめる。

真夏の夜の夢 序曲はメンデルスゾーンが作曲した演奏会用序曲及び劇付随音楽である。いずれもシェイクスピアの戯曲「夏の夜の夢」が元になっている。中でも「結婚行進曲」が特に有名。



2018.7.4

チャイコフスキーが作曲した「ヴァイオリン協奏曲」と「ピアノ協奏曲第1番」を鑑賞しました。

「ピアノ協奏曲第1番」は酷評に反して初演から大成功したのに対し、「ヴァイオリン協奏曲」では指揮者や楽団員らの作品への理解が得られず、1881年12月4日に行われたウィーンフィルでは初演は失敗してしまった。しかし、初演時にヴァイオリン独奏を務めたロシア人ヴァイオリニストのアドルフ・ブロツキーは当初からヴァイオリン協奏曲を高く評価しており、世界中で同曲を何度も取り上げていくうちに、次第に同曲の真価が人々に理解されるようになり、ヴァイオリン協奏曲は一躍4大ヴァイオリン協奏曲の座を獲得していったのでした。

ちなみに4大ヴァイオリン協奏曲とはベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスとチャイコフスキーの作曲してた曲を指します。



2018.6.5

ビバルディが作曲したヴァイオリン協奏曲集「四季」を鑑賞しました。

ヴァイオリン協奏曲集は12曲ありこのうちの、第1から第4曲の「春」・「夏」・「秋」・「冬」から成り立ちます。これら4曲はビバルディがタイトルを付けていないが後世に便宜上与えられたタイトルです。